待宵 〜マツヨイ〜

色づく街を背に 侘しさ求め一人

ざわめきすり抜けて 振り払う様に走る

佇む月見草 夜に浮かぶ道標

折り重なる影の 暗がりへと沈み

目を配る足元 ほのかに揺れて光る

いずれ果てる身から 闇に溶け出す泣き言

まどろみの淵で待ち侘びて 流れる雲が落とす影

次の切れ間まで此処に居て 風がさらうまで留まる

さよならの数だけ 胸の中に秘めた

言い知れぬ心が 満ちる月へと惹かれる

いずれ果てる身から 闇に溶け出す言霊

まどろみの淵で待ち侘びて 流れる雲が落とす影

次の切れ間まで此処に居て 風に託す流転の行方を

佇む月見草 夜に浮かぶ道標