燈籠 〜トウロウ〜

畦道を彩りし 山萩に目もくれず

真西の空が紅く染まる

頭を垂れる稲穂 木霊す烏の歌

灯りを頼りに帰ろうか

昼と夜の綱引きの真ん中で

移ろい行く街に照らし出された思い出の景色

ゆらり 廻る浮世

伸び縮みする影はすずろ

風吹けば消えてしまい 惑う走馬灯

懐かしむ暇もなく 櫛の歯が欠ける様に

埋もれた記憶呼び覚ます

咲き誇りしきつねのかんざしを綾なす秋茜

去らぬ別れ悟り 火影眺めては待ちぼうけ

理を求めて 矛盾が吹き荒れる

風止めば聞こえてくる 遠き先人の声迎え

祈りの灯をかかげて

あちらこちら揺らめいて忘れてた

向こう岸へ霞みし約束に再び火が灯る

去らぬ別れ悟り 火影眺めては待ちぼうけ

理を求めて 矛盾が吹き荒れる

風止めば聞こえてくる 遠き先人の声迎え

祈りの灯をかかげる